休み延長、決定。

 あれよあれよという間に、もう、年度末だ。春には職場復帰予定だったが、私の頭はそうもいかなかった。
 あの道を通り、職場の駐車場に着き、建物に向かって歩き、職場の指紋認証をくぐり抜け、出勤する。そして、廊下を進み、他の部署を通り、自分の部署の自分の席につく。息をする。それを考えただけて悲しいとか苦しいとか、わからないけど泣けてくるのだ。
 こんな状態で、人を支える仕事なんてできるだろうか。社会福祉士、できるだろうか。人の幸せを考えられるだろうか。

 無理だ。正直、どうでもいい。もう、何も考えられない。名前を呼ばれるのも嫌なのだ。

 そんなわけで、春の復職はできなくなった。無職の私がまだまだ続く。生産性のない日々が続く。
 なんでここにいるんだろう。
 私はここにいていいのかな。
 消えてしまいたい衝動に駆られる。どうにか、それをなだめる。繰り返し。

 来年の春は、どうなっているのだろうか・・・。