健康的な身体。私の場合。

 年1回人間ドックがある。今年は秋に予定している。あと2ヶ月ほどだ。お腹回りが気になるなー。と、思いながらもなにもしていない。年中便秘な私なので、お腹が出ているのは全部宿便だと思っていた。
 しかし、このお腹、つまめるんだよね。下痢でお腹が痛くなり苦痛な時間と戦うと、まあ、お腹はへこむ。理想のくびれたお腹ではなく、まあ、少しへこむ程度。ってことは、、、脂肪なのか?そうなのか?いや、トイレから出てスッキリしたから、脂肪ではないはず・・・。でも、ここ数年、人間ドックの前日にごはん減らしても、人間ドック当日の体重は予想を越えてる・・・年とったのか、私。肥えてるよ。

 義理の父は農作業が好きで、自宅前の畑で年中野菜を作っている。朝から晩まで畑仕事をしている義父が、糖尿病寸前だと医師から言われた。あんなに動いていても!?私はすぐ糖尿病じゃないか!!
 義父は、その後1年間、大好きなお菓子や果物を止め、糖尿病を回避した。

 恐るべし、健康・・・!!糖尿病は嫌なので、昨日からローラーを始めている。下っ腹に効いてほしい。人間ドックでは、スリムなお腹でいたい。腹囲を測る時に、どうだっ!って、ガウンをめくりあげたい。ドヤ顔よりは、これが私の普通ですよってな顔をしたい。
 っとまあ、理想の人間ドックを書いてみたが、健康って大事なんだな。私は療養中で自分の気持ちと戦ったり、社会の普通と戦ったりしているけど、身体の健康はあまり気にしなかった。まあ、まだ若いから大病がないだけなんだが。

 でも、いつまでも好きな物を食べ、好きな物を飲みたい。コーヒーが好きだし、それに合うスイーツも好きだ。ワインも飲みたいし、お酒に合う肉も食べたい。年をとってもマリアージュを楽しみたい。いろんな土地へ旅行して、地元の食と酒を楽しみたい。

 心の健康と身体の健康があって、健康なんだと言われている。そんなバランスのとれている人いるのだろうか。みんな、何らかの身体の不調はあるし、心だって忙しい。それを目指して、健康的な生活をしようという流れになるのだけれども。
 健康って、自分がその危機にならないとわからないのだろう。あーあー、ダイエットしなきゃ。とかって思うけど、なかなか実行できないし。

 私の場合は、いろいろあって胃が不調だ。だけどコーヒー飲みたいし、レモンチーノだって飲みたい。和牛お取り寄せしたいんだよ。甘い脂が食べたい!そんな幸せは、健康があって成立している。医師から、しばらく禁止ですと言われない程度に無理したい。食べたい。呑みたい。
 こんな気持ちを書いている今は、心は元気だってことでよしとしよう。

災害と仕事。

 もし、地震が起こったら、もし、台風で川が増水し水害に遭ったら。どうしたらいいんだろう。自分の身は自分で守らなければならない。その時、どんな手段をとるのか。何を思うのか。

 たぶん私は大丈夫じゃないと思う。日頃から対策していないからだ。防犯リュックぐらい準備しなくては、と思いながらも何もしていない。ハザードマップだって知らないし、知っているのは公民館の場所と小学校、中学校の場所ぐらいだ。って、こんなこと自慢しても意味がないのだが。

 

 ニュースで災害が起き、街の様子が映し出され報道される。そこに暮らしている人々が亡くなられたとか、未だに生活が厳しいとか、避難所での様子が報道される。そのたびに、裏ではどうなのかと思ってしまう。

 家族や知人がいなくなってしまって、深く悲しみ、喪失感を抱えている方。災害後、以前の生活に戻れなくて、それでもなんとかがんばって生活している方。いろいろいる。ボランティアでがんばって支えている人もいる。

 

 じゃあ、支えている人は??その人たちの暮らしを支えている人は報道されないの?普通の暮らしを求めている方がいる。その方達に対して、自分を削って助ける。それが当たり前だと思われている。警察、消防、自衛隊・・・。

 その方達は「死んで当たり前」な人達なんだろうか。

 

 こんな災害時に、人の命がかかっている時に何言ってるんだと思う人もいるだろう。もちろん仕事上、いつも危険と隣り合わせだしそんな仕事ってわかっている。だけど、その人達は人を助ける仕事だから、死んでも仕方ない。そう、思われているような気がしてならない。仮に仕事上亡くなったとしたら、美談として報道されるのだろう。

 

 東日本大震災で最後まで住民へ避難するように呼び掛けた、女性職員が津波で亡くなった。両親は、最後まで仕事をした娘を泣きながら讃えていた。その様子が報道されていた。両親が望んだのはそうじゃない。仕事じゃないよ。生きていてほしかったんだよ。でも、あの状況で彼女はそうした。そうするしかなかったのか、彼女の意志だったのか、津波の恐ろしさをわかっていなかったのか、本当のところはわからない。だけど、みんなのために亡くなった。

 美談。

 美談なの?

 人のために仕事して、自分は??

 そういう仕事なのだからしょうがない。死ぬのも仕事なの?

体育会系の中で生きる文科系。

 浮いてる?かも。かのノリが好きじゃない。馴染めないし、ついていけない。まあ、ついていく気もないんだけど。
 でも、仕事上ついていかないといけない。可もなく不可もなく、穏便に済ませたい私と違い、ヒトクセもフタクセも周囲と差別化をはかり、ウチは違うんです!すごいんです!アピール☆年中祭りかい。しかも、祭りが毎年パワーアップしている。
 私は目立たないように、ひっそりと自分の机で息をしている。でも、仕事はしていますよ、の感じは出さないと。

 疲れたなんて言えない。言ったら、はあ?こっちはこんなに素晴らしい企画を実行中なんだよ。これが疲れるだと?って思われて、仕事しづらくなる。同僚に居づらくなる。だから、言えない。

 こんなの数年やってたら、身体が限界サインを出して、休部した。やっぱり文科系が体育会系のフリをするなんて無理だったのかな。途中でだんだん文科系から体育会系に慣れなかったのか。徐々にでもいいから適応していけなかったのかな。
 レギュラーだった。選抜だった。一軍だった。いつも先頭きって走ってた。なのに、パタっと休みます宣言した。ごめん。みんな。文科系に戻りたい。

ゆっくり、気持ちいい方へ。

 薬をやめたい。飲んでて何も変わらない。意味があるんだろうか。薬を変えたのに。眠れるときは眠れるし、眠れないときは眠れない。食欲はある。もう、このままなんだろうか。前みたいに戻れないの?考えるのも疲れた。
 薬をやめたい。夫はいいよ、と言った。その代わりと言っちゃなんだけど、できたら早起き頑張ってみて。朝方の生活に戻してみて。そしたら少しは眠りやすくなるから。
 以前は10時ごろ起きていた。それを9時に。そのうち8時に。そんな話をした。今日は5時に起きてしまった。ピリピリしている。早く起きなきゃ、って思ったからかもしれない。

 本当は勝手に服薬中断していけない。わかってはいる。だけど、全てが嫌になったのだ。もう、無意味じゃないかと。

 朝方の空の色。久しぶりに見た。窓を開ける。なんか気持ちいい。コーヒーでも飲んでみようか。チーズパンが合うな。

 誰かに話して楽になりたい。疲れた。なにもしたくない。このまま終わってしまうの?誰もも知らない所に行きたい。カウンセリング疲れた。話すことなんてない。また、元気になれるの?いや、復帰するまでには元気になってないといけない。また、あの環境。ついていけるかな。
 いろんな気持ちがぐるぐるしている。マイナスの、ネガティブな、どうしようもない気持ち。全部、忘れたい。流してスッキリしたい。

 ホットコーヒーが体にしみる。温かく、ほわんと通って居座る。ちっこい私が安心していく。このままでいいのかな。いつか、大変だったけど、どうにかなったねって昔話になるように。
 

味噌汁の味。

 あの人の味噌汁はホッとする。定食屋さんで出される一般的な、万人受けする味噌汁と違って、家ならではの味だ。実家を出てからは、余計にそう思う。

 後でわかる大切さ。いなくなって気づく重み。今のうちに聞いておきなさい。その人がいるうちに。

 

 もっと聞いておくべきことがあっただろう。もっと教えてもらうことがあっただろう。先人たちの教えは、くどくどとめんどくさい。でも、後になって気づく、その言葉の意味。伝えたかったこと。

 関われるうちに、できる時にやるべきだ。いつも後回しなこの感情を、めんどくさいと放置し、いつでもできると上から目線で余裕をこき、忙しいからと延ばし延ばし・・・後悔する。

 お盆は、そんなことを思い出させてくれるきっかけでもあるだろう。いつまでも親は元気ではない。

 

 道を渡る時は車が危ないからと手を引いてくれた。いつかは、それが逆転するだろう。・・・正直、考えたくない。憧れていた存在が年老いて、今度は私が守るべき存在になる。シャキッとしていてほしい。いつまでも。

 でも、いつか、その時は来る。

 もっと、言うことを聞いていればよかった。私はかわいい娘でいただろうか。育てにくかったのだろうか。親孝行できてる?そんな思いがよぎる。これから来る現実を見たくなくて、その考えを打ち消す。

 ごはん、何ー? 甘えてみる。ううん、ずっと甘えていたい。ずっと、守ってほしい親でいてほしい。私は守られる娘でいたい。

 

 結婚して、外から親を見る。いろいろあるけど、ありがたい存在で、いつまでも、年老いても「親」だ。私は、いつまでも、いい娘でいたい。

 いつか、味噌汁を習おう・・・と思って数年経つ。まだ、味噌汁を作ってほしいと甘えている困った娘のままだ。

 

親切心との付き合い。

 早い方がいいよー。今回は前よりも体力がなかった。骨が戻るのも大変だし、歩き方も変な感じなんだよね。〇〇の病院がいいってよ。友達もわざわざそこに通ってるよ。高速使えばすぐだし。ホテルみたいな感じでキレイだって。そういう人しか来ないから、周りに気を使わなくていいし、楽ってよ。

 来た。久しぶりの妊活情報。子どもがいないとダメだっていう暗黙の世界。これが、家族からっていうのがキツイ。妹よ、お姉ちゃんは産みたくないんだ・・・。

 妹は私のことを本気で心配しているから、いろんな情報を次から次へと披露してくる。友達の〇〇が、今こんな状態だとか、精子がどうとか卵子がどうとか。妊活の本もくれた。

 そんな、いろんな情報を、あたかも興味があるように真剣に聞かなければならない。聴く。聴く。聴く・・・めんどくせー!!って思いながら。
 ここで、適当にウンウンって流していたら私の立場が危うい。なんて人なんだ!?信じられない!!と、いう感じに加えて、この思考をあれこれ修正にかかる。一気に。親族総出で。村八分かい。いや、子どもを産むべき。産んで当たり前な世界なのだ。

 そんな、親切な妹を前にウンウン聞いていた。数分が長く感じた。そうだねー。あ、そうなの!?とか。興味ありますよ。なんて。

 疲れた。なんかどっと疲れた。あの時間は数分だったけど、気持ちが落ちた。聞いてた後に「私は、私。子どもはいらない!」って切り替えられればいい。
 確かに子どもはいらない。妹から話を聞いた後も、甥っ子をだっこした後も、ほしいとは思わない。そこは大丈夫。落ち着いている。でも、子どもを産むべき、産んで当たり前宗教とは付き合えないのだ。これが、友達ならだんだん付き合わなくなってくるのだろう。でも、一番近い家族なら?離れるわけにはいかない。

 適齢期が過ぎるまで、じっと待つしかないのか・・・。

可もなく、不可もなくな上下関係。

 決まった。私の代理が決まった。もう、私は必要ない。私がいなくても仕事がまわるようになった。

 なにそれ。こっちは毎日必死なのに、もう問題解決しましたって顔しないでよ。なんで休んだかわかっていない。

 新しい人が来て、新規事業をし、さらなる事業拡大って。私が戻った時に仕事内容がどれだけパワーアップしているのか・・・。考えただけで戻るのが怖い。

 

 私がいなくなって現場が大変になった。それを穴埋めした。終わり。もう、自分達はやることやったんで。次の仕事に取り掛かる。人が来たからって、勝手に解決してるな!!

 

 私の休んだ意味は?

 私が苦しんだ意味は?

 余計、仕事が増えてるし、業務内容が濃くなっているし。

 私が戻ったら、これをさせる気なの?

 確かに、人の役に立つ仕事だけど、もう、キャパオーバーで休んでいるのにまだ仕事を増やすの?

 

 上の人は職場をまわさないといけない。業務を滞らせてはいけない。誰かが休んでも、どうにか進まないといけない。それを実行しただけ。

 理屈はわかるよ。けど、ひどい。悲しい気持ちは落ち着かない。あの人たちは、穏便に済ませたいだけ。私が休んだ理由など、全くどうでもよく、新しい人を入れて滞りなく進めることが仕事なんだ。