体育会系の中で生きる文科系。

 浮いてる?かも。かのノリが好きじゃない。馴染めないし、ついていけない。まあ、ついていく気もないんだけど。
 でも、仕事上ついていかないといけない。可もなく不可もなく、穏便に済ませたい私と違い、ヒトクセもフタクセも周囲と差別化をはかり、ウチは違うんです!すごいんです!アピール☆年中祭りかい。しかも、祭りが毎年パワーアップしている。
 私は目立たないように、ひっそりと自分の机で息をしている。でも、仕事はしていますよ、の感じは出さないと。

 疲れたなんて言えない。言ったら、はあ?こっちはこんなに素晴らしい企画を実行中なんだよ。これが疲れるだと?って思われて、仕事しづらくなる。同僚に居づらくなる。だから、言えない。

 こんなの数年やってたら、身体が限界サインを出して、休部した。やっぱり文科系が体育会系のフリをするなんて無理だったのかな。途中でだんだん文科系から体育会系に慣れなかったのか。徐々にでもいいから適応していけなかったのかな。
 レギュラーだった。選抜だった。一軍だった。いつも先頭きって走ってた。なのに、パタっと休みます宣言した。ごめん。みんな。文科系に戻りたい。